「自分の機嫌」は、自分で治す森で生きるための感情メンテ術

■「つらい状況」が変わるとき

イヤなことがあった。
裏切られた。バカにされた。
雨の中で滑って転んで、誰も助けてくれねぇ。

でもな、子グマよ。
その出来事の「意味」を決めるのは、お前だ。

「ふざけんな」「なんでおれだけ」って思ってもいい。
でもそこで終わるな。

「おもしろくなってきたぜ」と、呟け。

これがリアプレイザル。
野生の知恵だ。

■森の掟：感情は“毛並み”だ

クマ族にとって、毛並みは健康のバロメーター。
人間で言うなら「感情」だ。

毛並みが荒れてる時、何かがズレてる。
それを整えるには、他人を責めるよりも
“考え方”を整えるほうが早い。

リアプレイザルは、毛並みのブラッシング。
お前の手で、自分の機嫌を整えろ。

■「自分の機嫌」は、自分で治す

腹立つこともある。
オレだって木に登って怒鳴ったことがある。

でもな、他人に機嫌を直してもらおうとするのは、
エサ場を他人任せにしてるのと同じだ。

森の掟はこうだ：

「自分の機嫌は、自分で治す」

息を吸って、吐いて、
毛並みを整えて、また歩き出せばいい。

お前の機嫌は、お前がいちばんうまく直せる。