「自由とは、まず自分を認めること」―たのもしいクマさんの野生の教え

自由とは、他人に認められることではない

どれだけ評価されても、どれだけ褒められても、 「自分で自分を認めていない」うちは、心はずっと縛られたままだ。 逆に言えば、 どれだけ他人に否定されても、自分が「これでいい」と言えるなら、それは自由だ。 誰かに許可をもらう必要はない。 まず自分が、自分を許してやれ。

自立とは、自律である

「ひとりで生きていくこと」が自立じゃない。 「自分の感情や行動を自分で律すること」こそが、本当の意味での自立だ。 誰かのせいにせず、 環境のせいにせず、 言い訳せず、 淡々と、自分のあり方を整える。 それが自律。 そしてそれが、自立の根っこにある。

被害者面していじけるな

クマの森でも、人間の社会でも、 「自分はかわいそう」ポジションに逃げ込む者は、何も変わらない。 誰もわかってくれない？ それは当たり前だ。 まず、自分が自分をわかってやらなきゃ、他人がわかるわけがない。 誰かに救われるのを待つより、 自分で毛並みを整えて、立ち上がれ。

いくら金をつかっても、心は満たされない

旅に出ても、引っ越しても、服を買っても、 心が置いてけぼりなら、何も変わらない。 「変えるべきは環境じゃない、自分の内側だ」 この言葉は耳が痛いかもしれない。でも真実だ。 内側の空洞は、外のもので埋まらない。 外を飾るより、まず自分を育てろ。

娯楽は全部、暇つぶしだと知っておけ

映画もゲームもSNSも、 楽しいのは確かだ。でもそれが人生の目的にはならない。 現代の娯楽は「資本主義がつくった暇つぶしの罠」でもある。 「退屈を恐れる心理」に乗じて、時間と金を奪ってくる。 たまには遊べ。だけど依存するな。 娯楽はあくまで「余白」であって、「軸」にはするな。